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じょうずなしいたけの作り方
おいしいしいたけも、ただ作ればいいわけではありません。
福井県特用林産振興会は、次のような手順でおいしいしいたけづくりを行っております。

伐採 紅葉が5分~7分の頃か成長の止まった休眠期に伐採。
伐採後20日~30日程枝葉をつけたまま干す。(葉干す)
落ち葉の過ぎたものは枝をつけたまま40~50日程度干す。(枝干す)
 
材の選択は、クヌギの場合10~20年ぐらいがよく
コナラだと15~20年ぐらいのものが良いそうです。
材にキズがある場合は害菌が入りやすいので注意が必要です。

玉切り 切り口に細かいひび割れが入った頃90cm位に玉切りする。
玉きり後1~2週間井桁に組んで更に乾燥させる。
 ※日光の当たる所では遮光ネットをかける。
作業上伐採と同時に玉切りしてしまった時も井桁に組んで2週間程乾燥させる。
枝打ちは幹に対して直角方向に切り口をできるだけ小さく切断する。

植菌 ヨシノサクラが満開になるまでに、φ8.5mmの穴をあけ棒駒菌を打ち込みます。
<棒駒菌打ち込み状態>

<植菌数の計算法>
植菌数の目安は原木直径の3倍以上の個数、木口から3~5cm以内に1個、駒の間隔は15~18cm位、1列5~6個列の間隔は3~5cmが適当です。
列数 直径÷2以上
穴数 直径×3以上
※枝打ちした付根や傷口にも1駒
(例) 原木直径 列数 穴数(駒数)
  10cm 5列 30個以上
  15cm 8列 45個以上

■オガ菌使用時
つば付キリ12mm又は、オガ菌打込器で、穴を開き、種菌を植菌棒か、指先で詰め込み、その表面に溶かした封ろうをタンポで塗布する。

仮伏せ
植菌した原木に
充分活着させる
薪積み
高さは50センチ位迄。
コモムシロで被いをする。
井桁積み
通風をよくする。
直射日光の当たらない所
暗くない所
風通しの良い所
雨水の当たる所
排水の良い所
東・南向きの所
 
木口に白い模様が出るのは菌糸の育成が良好な榾木です。

本伏せきのこ発生を
促す
梅雨前に本伏せする
雨の多い年や少ない年、乾燥湿地によって伏せる角度を調整する。
秋口まで月1回、上部と下部を反転(天地返し)させる。それ以降は3ヶ月ごとに行なう。
30 ºC を越すような日は日中をさけて散水する。
2週間くらい降雨がなければ散水する。
※発生時は充分散水する。

発生 きのこ発生は地域・気象状況によりますが本格発生は二夏経過後の秋から。
強い風が当たる所では乾いて成長しないので散水後保湿・保温の為にビニールをかける。
秋口、春先から、ほだ木は動かさない。
【管理】
発生時期以外は本伏せと同じ管理をする。